事業計画

令和2年度事業計画

【統一テーマ】豊かな愛媛 未来への挑戦!
~新たな創造 愛媛から~

〈 活動方針 〉

いよいよ始まった地域版5Gの導入をはじめとする昨今の加速度的なIT技術の進展と、SDGsに代表される持続可能性の追求などは、産業のみならず、社会や生活の在り方をも大きく変えてきている。
また、海外での自国優先主義の台頭や地政学的リスクに加え、新型コロナウイルスの甚大なる影響など、国内外の経済金融情勢を急速に悪化させるリスク要因が存在し、国内においては、極めて厳しい状況にあるとの政府の景気判断が示されるなど、経済状況に対する不安が増してきている。
更に、地方においては、少子高齢化や働き手不足の問題が深刻化し、多発する自然災害などもあって、景況感の悪化が鮮明となってきている。
私たち地域の経済人は、これらの状況をしっかりと認識し、経営を取り巻く環境の変化に対応しつつ高い生産性と収益性を目指す経営に大胆にチャレンジして、力強い景気回復と地域の活性化に向け全力を挙げていかなければならない。
来年、開催が延期された2020東京オリンピック、パラリンピック、そして2021ワールドマスターズゲームズ関西の開催が予定され、更には2025大阪・関西万博の開催が控えている。本県においても、本県初開催となる日本スポーツマスターズ2020が今年、そして2022年には第35回全国健康福祉祭えひめ大会の開催が予定されているなど、日本を世界に、愛媛を全国に示す大きな機会が続くこととなる。
我々愛媛経済同友会は、これらの事柄もしっかりと活用しつつ、愛媛の課題と強みを踏まえ、地域の活性化に向けて、業種・業態の垣根なく愛媛の経済人が個人として参加しているという同友会の特色を生かし、各会員の知見を持ち寄って、提言・要望などの同友会活動を積極的に行い、県内外からのより高い評価と強い信頼を受ける経済団体となることを目指していく。
このような認識のもと、本年度のテーマとして「豊かな愛媛 未来への挑戦!~新たな創造 愛媛から~」を掲げ、今まで取り組んできた諸活動を更に活発化するとともに、次の重点項目に留意しながら、各種事業に取り組む。

1.活動の活性化と活動成果の積極的な発信

各委員会においては、目標を明確にした事業計画のもと、活発な活動を通じて大きな成果を出すことに努めるとともに、その活動成果を積極的に発信していく。

2.連携の強化

委員会毎の交流やテレビ会議システムの活用も含め各地域の経済同友会との交流を積極的に行っていくとともに、人口減少などの地域課題解決に向けて、行政や県内大学との連携強化も図っていく。

3.ダイバーシテイの推進

多様な人材の能力発揮に向けて、性別、年齢、出身地、業種の垣根を取り外し、全ての会員が活躍する同友会を目指していく。
そのために、若手会員や女性会員、更には本県に赴任している支社長、支店長等の入会を促進する。

4.県下一円での活動を推進

地域部会は、各委員会と連携し、各地域での一体的な諸活動に取り組むとともに、地元首長との連携強化も図る。

組織と具体的活動

(1)会務執行委員会

総務企画委員会

同友会活動の目的を達成するため、会務の円滑な運営並びに各委員会活動における提言実現に向けた各種企画調整を行う。

【事業計画】
会員交流委員会

統一テーマである「豊かな愛媛 未来への挑戦!」実現のため、更なる会員交流の促進を進め、コミュニティの醸成に努める。

【事業計画】

(2)調査研究委員会

ひとづくり委員会

国は、働き方改革、女性活躍推進法、人づくり革命基本構想等、人づくりに関する提案を行い、人づくりを推進しているが、企業の人づくりは一向に望む方向には進んでいない。 
昨年発表されたジェンダーギャップ指数は世界153か国中121位、管理職比率の男女格差は131位。この数字をどう捉えればいいのか、若者にとって必要な「社会人基礎力」はどこでどのように習得するのか。
今年度は、次の2点について深く考えてみたい。

【事業計画】
経営戦略委員会

5年後10年後50年後100年後に必要とされる会社、それは経営を繋いでいくこと、今の事業を強くする、それを繋いでいくのが経営戦略との考えのもと、令和2年度の統一テーマ「豊かな愛媛 未来への挑戦!~新たな創造 愛媛から~」を踏まえ、次の事項について調査、研究を行う。

【事業計画】
環境エネルギー委員会

今年、東京オリンピックでの聖火トーチやトーチ台などに福島県浪江町で製造される水素が利用され、選手を移動させるバス等にも水素燃料が利用されるなど、まさに多くの人々に水素利用を見せる水素元年と思える年となるはずであった。
この水素利用は、炭素を全く出さない地球温暖化の切り札と言われているが、残念ながら、本県はかなり後進県である。この水素についての知識取得と従来からの環境保全の理解を深めていく年にしたい。

【事業計画】
第一次産業活性化委員会

ブランド化、流通改革、消費者ニーズを踏まえた生産物の供給、高付加価値産品の開発、六次産業化によって、愛媛の一次産業は活性化し、地域の雇用を創出し得る産業になると考えられる。
このため、県内の六次産業化の実施企業から講師を招き取組等の紹介を行っていただくとともに、取組企業の視察を行い、昨年に引き続き一次産業活性化のためのヒントを得る。

【事業計画】
文化芸術委員会

新型コロナウイルスの影響で、各地で混乱や経済的打撃が生じており、まずはこの局面を乗り切ることが最優先だが、社会が平穏を取り戻した後、人々や地域を活性化させるのは、文化芸術スポーツの力だと考える。
文化芸術の持つ創造性を、地域振興、観光・産業振興、福祉、教育等に領域横断的に活用し、自治体、市民団体(文化ボランティア、アートNPO等)、地域の民間企業等が協働して、地域課題の解決に取り組むために、愛媛県はどのような青写真を描いていくべきなのか。その青写真を具体化し、実現するために、愛媛経済同友会としてなにができるだろうか。
今年度の本委員会では、専門家の指導に基づき調査・研究につとめるとともに、文化芸術活動を支える各団体とのネットワーク作り、愛媛固有の文化芸術のポテンシャルの再発見など、2年後を見据え、愛媛県のためになる具体的な提言の策定を目指す。
愛媛県の強みとしての俳句、小説などを含む文学を軸にした町の魅力発信プログラムなどの検証を行い、いずれは集大成として国民文化祭の愛媛県への2回目の招致計画なども、提言に織り込んでみたい。

【事業計画】
スポーツ振興委員会

地域活性の基となるスポーツ団体の応援を行う中で、会員交流を行い、地域連携の基盤創りと愛媛県の発展、社会の発展へと繋がる運動となるよう貢献していく。

【事業計画】
産学官連携委員会

大学・行政・経済界は、基本的な使命・役割を異にするが、その違いを理解尊重しつつ、双方の活性化になるよう、当委員会は、10年ビジョンで示された「愛媛プライド」を共有し、委員会の役割分担を実行し、地域課題解決・地域発展のため、大学、行政等と、また同友会各委員会との協力連携の強化を更に図っていく。

【事業計画】
地域防災対策委員会

近い将来発生が予想される南海トラフ巨大地震や毎年のように発生する豪雨等の自然災害に対して企業はいかに対処すべきか、何が必要なのか、どのようにすれば被害を最小限に抑えることができるのかを当委員会として問い続けていきたい。
委員会発足から7年が経過し、その間西日本豪雨災害を経験した今、再度意識調査を行い今後の活動の礎としたい。
防災は時に重いテーマと捉えがちであるが、当委員会の活動が一人でも多くの命を救えるとの意識の中、明るく前向きに防災の事を考え、啓蒙の輪を広げて行くことを目指す。

【事業計画】
観光振興委員会

「人が繋がる」をテーマに、観光によって地域創生・地域活性化を図ることを目的とした西瀬戸アクティビティ・トライアングルルートの創設及びインバウンド観光振興の課題に対する提言書に基き、広島県、山口県など関係各県と構想を共有し、連携して推進する母体を企画立案する。
また、産学官連携委員会、イノベーションチャレンジ委員会、 インフラ整備委員会、文化芸術委員会と連携し、交流人口増大に向けての調査、研究を始める。

【事業計画】
イノベーションチャレンジ委員会

「『愛媛プライド』を醸成し愛媛の豊かな未来へ挑戦する」という10年ビジョンを実現するためのひとつのアプローチとして、イノベーションによる新しい価値開発について調査研究を進める。
過去3年間に実施した委員会、勉強会及び分野別講演会を基礎として、引き続き進展著しいイノベーションの理論・戦略についての理解を深め、地域の課題解決にも繋がっていく有効な手段のひとつとしてAI、IoT、ICT技術の積極導入が幅広い分野において着実に浸透しつつあるという状況を調査研究した上で、2期目委員会の最終年として提言書取りまとめに繋げていきたい。

【事業計画】
インフラ整備委員会
【事業計画】
海外市場・人材委員会

わが国は、人口減少問題と高齢化の進展による社会構造の変化という課題に対し、未だ解決の糸口すら見出せない状況にある。私たちが住み暮らす愛媛においても労働力人口の減少のみならず、人口・世帯数減少問題の更なる深化により、様々な社会基盤の維持を困難にする大きな環境変化の局面を迎えている。そして、頻発する自然災害や新たな感染症の蔓延が地方経済に深刻な影響を与え、創造的な積極的変化が今、求められている。
私たちは、変化に対応するのではなく、自らが積極的な変化の先頭に立つ気概によって「人がつながる」のコンセプトのもと、『愛媛プライド』を持って「海外市場」と「人材」にフォーカスすることで時代の必要に応えていく。そのためには、ビジネスのサスティナビリティ、ビジネスと人権の視点から外国人材と向き合うことこそが、愛媛を国際社会から認められ選ばれる地域へと進化・発展させる原動力である。
そこで、官民連携のもと様々な外国人材の活躍の機会を積極的に創出していくとともに、世界市場の構造変化への対応と企業の未来投資を喚起するため、可能な限り多面的に海外市場への知見を深め、その叡智と活力を取り込む機会を得ることで愛媛の発展と持続可能な社会への変革に挑戦していく。

【事業計画】

(3)会員交流活動

○地域部会
新居浜市・西条市、今治市、宇和島市の各地域部会において当該地域経済の活性化と会員相互の親睦を図るとともに、各委員会及び参加希望会員との交流会を開催する。また、地元首長との連携強化も図る。
○納涼会、忘年会
全会員を対象に、8月に納涼会を、12月に忘年会を開催する。
○ゴルフコンペ
ゴルフ会の会員を対象に、年4回のゴルフコンペを開催する。一般会員の参加も妨げない。
○各地域同友会との交流
今年度開催が予定されている各交流懇談会をはじめ、各地域同友会との交流を行っていく。