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2018.03.07

3月6日 観光振興委員会、イノベーションチャレンジ委員会 合同講演会の開催

観光振興委員会(委員長:門田実)、イノベーションチャレンジ委員会(委員長:松本祐治)では、いよてつ会館において、富士通株式会社 ネットワークサービス事業本部 映像ネットワークサービス事業部 デジタルサイネージビジネス部長 三宅正史 氏をお招きし、テーマ「観光分野のIoT/AIを活用したイノベーション〜地域課題解決へのヒントに〜」と題して講演会を開催した。
【概要】
 講演では、スマートフォンを活用したサービスの事例として、富山県ではICT技術を使い、位置情報を利用して観光客の移動に応じておすすめ情報を送り、季節に応じた内容等も提供しており、その情報をいつどこで閲覧したか、どこからどこへ移動し滞在したか、などのデータを蓄積してくことで、今後は観光客のニーズに合わせた情報を、タイミングよく届けることができるようになること。また長野県では、位置情報を利用し、カヤックやカヌーを楽しむ時、その場にガイドがいなくても情報を送り、位置確認をしながらガイドは次の準備を行うなどに利用していること。
 そのような情報やデータを、各自治体や企業間でリンクさせることができれば、膨大なデータが蓄積され、観光客だけではなく地元事業者、住民向け利便性向上のための活用が期待されること。
 この他にもICT技術を利用した商店街の情報発信を行う、まち記者や、果実の盗難防止対策、サッカーを楽しんでもらうための取組みの事例も伺い、これからは、人と人の間をシステムで繋いで、情報もデータも繋いで、活用することになっていくことが紹介された。