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2018.03.28

3月22日23日 経営戦略委員会 視察研修

3月22日〜3月23日に、 経営戦略委員会(委員長:野本政孝)は、香川県と徳島県に地方創生について見識を高めるために視察研修を行った。

3月22日は、香川県にて、独自の「手打式製麺」による讃岐うどんの販売では高いシェアを誇り、全国の小売店頭カバー率は専業メーカーとしてはトップを維持している石丸製麺(株)にて製造工程を見学し、石丸社長より国産小麦100%の讃岐うどんに力を注ぐ他、地元の茶をブレンドした「讃岐茶うどん」開発し、さらには、海外での日本食ブームの高まりに伴い、海外販売を強化しているなどの話を聞いた。次に四国TLO(香川大学)との連携により、トラックボデイの軽量化を進め、1台1台がオーダーメイドである強みを生かし、2年先までの受注を確保しているフジタ自動車工業(株)を視察、その後、農業の「儲からない」「きつい」「きたない」などのイメージを払拭し、農業従事者が平均年齢65歳を超えている中で、従業員平均年齢約47歳、約70%が女性である(有)広野牧場を視察し、たくさんの人が憧れを持ってくれるような経営を目指し、田舎に人が来る仕組みを構築、今や人口27千人の三木町に70千人を超えるお客様が来るようになったという話を聞いた。
二日目の3月23日には、徳島県名西郡神山町を訪問。
「神山まちづくりや創造的過疎について」としての講義を、NPO法人グリーンバレーの大南理事長より受講した。内容としては、過疎化の現状を受け入れ、数ではなく過疎の内容を変える、外部から若者やクリエイティブ人材を誘致し人口構成の健全化を図り、多様な働き方を実現できるビジネスの場として価値を高め、農林業のみに頼らない、均衡のとれた持続可能な地域を目標とし、神山プロジェクトを行っている。また、働き方や働く場所の自由度を高めることにより、地方に「高度な職」・「サービス」を生み出し地域経済の循環による自律的発展を図っている。そんな活動が実を結び、16社がサテライトオフィスを設置している。午後からは、サテライトオフィス2社訪問した。2日間の行程であったが内容の充実した視察研修となった。